「リスニングを伸ばしたいけど、具体的にどんな勉強から始めたらいいのかわからない、、、」
「いろいろな勉強法を試してみたけど思ったほど成果が出ない、、」と悩んでいませんか?
実は具体的なリスニング学習を始める前に押さえておくべき知識があります。
それは「発音記号の知識」です。
発音記号とは、「発音(母音&子音)と意味を結びつける記号」です。
これから、発音記号を学習するべき理由や具体的な方法を解説していきます。発音記号の知識はリスニングを向上させる上で大切な要素の1つですので、ぜひ最後までご覧ください。
◉発音記号を勉強するべき理由
なぜ発音記号が必要なのでしょうか?
発音記号を勉強するべき理由はたくさんありますが、まずは日本語と英語における文字と発音の関係を理解する必要があります。
具体的には、次のようになります。
- 日本語 → 文字(ひらがな・カタカナ)=発音
- 英語 → 文字(アルファベット)≠発音
日本語ネイティブからするとひらがなやカタカナと発音が一致することは当たり前かも知れませんが、英語においてはスペルと発音は一致しません。
例えば、日本語における「あ」という文字は、「あさがお」という単語でも「あいさつ」という単語でも常に同じ発音です。
一方で、英語において”a”というスペルは、”apple”では/æ/と発音し、”April” では、/eɪ/と発音します。
つまり、日本語では、「五十音(文字)を知っている=日本語の発音(母音&子音)を知っている」となりますが、英語においては「アルファベット(スペル)を知っている≠発音を知っている」となり、個々の単語ごとにスペルとは別に発音も覚えなければいけません。また、個々の単語と発音がリンクしていなければ根本的にリスニングを向上させることは難しいでしょう。
個々の単語と発音をリンクして覚えるためには、発音記号の知識が必要になります。発音記号を知らずにリスニングの勉強することは、言ってみれば、アルファベット(文字と意味を結びつける記号)を知らないまま英語の本を読む(リーディングする)ようなものです。
自分のリスニング力を着実に伸ばしていくために、まずは英語の発音記号を押さえ、英語の母音と子音を区別する練習から始めましょう。
◉具体的な勉強方法
発音記号を勉強すること自体は難しいものではなく、リスニングを伸ばすための準備のようなものです。身構えず肩の力を抜いて勉強してください。
step① 全体像を確認
まずは、大まかに全体像を確認することが重要です。webサイトやYouTubeを使えば簡単に発音記号の全体像を学ぶことができます。
step② 一つずつ声に出して練習する
一つずつ音声を確認しながら、自分でも声を出して練習してみてください。録音しながら自分の発音を確認するとより効果的です。
step③ 普段の文法や単語学習は発音記号を意識しながら声に出して練習
発音記号を勉強する目的は、日々の英語学習を音とリンクして行うことです。普段の文法や単語の勉強を声に出して発音しながら行いましょう。
◉まとめ
この記事では、
1.発音記号とは?
2.発音記号を学ぶべき理由とその方法
をまとめました。
発音記号を学ぶことで、普段の英語学習が文字ベースのものから音ベースのものに変わり、それが確実なリスニング力の基盤になります。
また、学習を進めていくと自分が苦手な発音に出会うと思います。その時は基本に立ち返り、何度も繰り返し学習してください。